171122太玉命神社四座4

曽我川に沿って南に走りJR線をくぐると、右手に見えるクリーニング工場の裏手から大きなクスノキが伸びていた。
見当をつけて正面に回ると「天太玉神社」と書かれた標柱と鳥居が立っていた。

先に訪れた宗我坐宗我都比古神社や天高市神社と違って無住の神社であるが、延喜式神名帳では「名神大社」とされる。
境内は整備された前者二社と比べ少し寂しい感じがしないでもないが、むしろそんなところに古社の風情が感じられた。

入り口にある一の鳥居をくぐり二の鳥居の手前で石段四段を上がる。
境内に立つ常夜灯には「太玉社」の文字。
拝殿までは57歩、まずは参拝。

拝殿には木製の格子に加えて金属製の細い格子が取りつけられ、参拝時には防犯灯が点灯した。
神社が多いであろう奈良でも賽銭泥棒に悩まされているようだ。

拝殿内をのぞくと天岩戸神話を題材にした絵など数点が飾られ、さらに奥には本殿が三社並んでいた。
中心の天太玉神社には古代氏族・斎部(いんべ)氏の祖である天太玉命がまつられている。
神社の所在地を記した地図を見ると当社が鎮座するのは忌部(いんべ)町だった。

写真は奈良県橿原市。

171122太玉命神社四座2