妻が「逆流性胃炎」と診断された。
ここひと月あまり咳が多く風邪かと思っていたが耳鼻咽喉科での診立てでは逆流した胃酸が喉を傷めていたそうだ。

声を使う仕事をしているので先週はお休み、今週は出かけているが仕事の途中に声が枯れてくるらしい。
毎食後、薬が欠かせないから好きだった酒も控えており、僕ひとりの晩酌は申し訳ない気分になる。

数日前から急に冷え込んできた。
家にいるときに灯油ストーブをつけていること、その天板で温めるだけの料理ができることは以前書いた通りだが、そこで最近楽しんでいるのはホットジュース。
果汁100%のちょっといいジュースを買ってきてキャンプ用のシェラカップに入れてストーブの上に置いておく。
それを寝しなに飲むと体が温まってよく眠れるのだ。

我が家近くのスーパーでは信州産ブドウと青森産リンゴのジュースが売られている。
昨晩、初めてリンゴを試した。
ストーブ上に十五分くらい、湯飲みに注いで熱くないくらいの温度まで載せておく。
フーフーいいながら口に含むとリンゴの酸味が抑えられ熱を帯びた程よい甘みが口のなかに広がった。
まるで熱燗を飲むようにクイッと流し込むと胃が温まった。

酒ばかりい目がいってしまう自分には見つけられなかった楽しみだ。