「プチ移住」での生活費の話。
名古屋にいるとき、移住に関する準備のなかでひと月分の予算も考えた。
名古屋でしていた通り、「食費」「旅費交通費」「酒代」「日用品費(雑費)」「その他(入場料、利用料)」と項目ごとに封筒を分け、予算として現金を入れておくことにした。
そうすれば松江に来てからも金融機関に行くことなく出雲国の式内社探訪に精を出すことができる。

神社巡りを始めて二週間、お金を出すだけで中身を確認することのなかった封筒。
あと二週間を生活していくことができるのだろうか。
どきどきしながら封筒の中身を出した。
「旅費交通費」「その他」はちょうど半分残っていたから、合格。
しかしだ、「食費」「酒代」「日用品費」の残りは黄色どころか赤信号が点灯している。
二週間持たせるのが難しそうな状態だ。
酒代はすでにゼロ。
「日用品費」は千円を切っている。
念のため予備のお金も用意しているが、自分で考えた予算が達成できないというのは悲しいものだ。

この少なくなったお金、一体何に消えたんだろう。
スマホの家計簿アプリで調べてみた。
外食は一回だけだし、ほかに何が。
ひと月とはいえ生活に必要な細々とした日用品はひとしきり揃えなくてはいけなかったし、新聞もあるときまで毎朝コンビニで買って読んでいた。
あとはそう、酒。

島根の酒のことを深く知りたいじゃん。
古社巡礼時に訪ねた場所にある蔵の酒は必ず飲みたい。
そんなことしていればお金は消えていくけど、経験として残ると思えば安い授業料である。
問題なのは、地酒以外に喉が渇いたという理由だけで飲むチューハイ。
勉強じゃなくおやつである。

ちょこちょこ使いが真綿で首を絞めるように家計を圧迫していたのだ。
それだけではないけど、見直したことでほかにも相当な無駄を見つけた。
まだ二週間ある。
残り少ない予算をどう使っていこうか。