今日は三日走って一日休む「三勤一休」の休息日。
松江での休日の過ごし方(古社巡りも休みだからできることだが)は、ひたすら体を休める、これに尽きる。

名古屋にいたときの古社巡りは週一程度で、数ヶ月に一回、泊まりで出かけるという緩いペースだった。
だからひとつの国(尾張、近江といった昔の国)を回るのにかなりの時間がかかってしまう。
実際、それでも楽しかったし、行ったことがない場所に行き、酒蔵なんかに寄って帰ってくることが翌日からの活力になっていたのだ。
いまはほぼ毎日自転車に乗って神社を巡っていられるのだから、ある意味、夢のなかにいるようだ。
寝ている間に見る夢なら体が痛くても、変な夢見ちゃった、で済む。
でも「現実」という夢なので、乗り過ぎたり動き過ぎるとその分が体に跳ね返ってくる。

昨日の都武自神社についての続きを。
あれから地元のひとに話を聞きながら、神社が鎮座する山に登ることを決意した。

「神社はあそこ、頂上の近くにありますけん。あんたは若いから、一時間はかからんですよ」

そう話ながら、道順を説明してくれたおじいさんは目の前の山の頂を指さした。
神社は旅伏山(標高456m)の九合目に鎮座。
もちろん最初は登ることに躊躇したけど、朝早かったことと天気がよいことが救いだ、とポジティブなワードを口に出す。
自販機で水を買い、常に自転車に装備しているカロリーメイトをポケットに入れて登り始めた。
道は整備されているとは聞いていたけど、登山開始十五分は急な斜度がしんどくて、立ち止まっては歩き、を繰り返した。
山頂に鎮座する奥宮や山宮を参拝するためこれまでも何度か登拝したことがある。
でも急きょ、その日一番から登山するなんてこと四年の古社巡礼経験で初めてだ。

二十分を経過したころ、道は次第に緩やかになり、目の前に木製の鳥居が現れた。
勝手にもうすぐだと自分を励ましながら山道を進んでいく。
それでもかなり高くまで登っているのは事実で、出雲平野とその向こうの山並みが眺められるポイントが現れ出した。
ベンチがおいてあったけど先を急ぎたいのでスルー。
そしてとうとう、二の鳥居を発見。
これは近いはずと判断してスピードを上げた。
三の鳥居は神社境内に立っていた。
手元の時計を見て、信じられなかった。
八時四十五分登山開始、九時十五分、都武自神社到着。
その後の予定を考えたら気が焦っちゃって、ハイペースで歩いたんだろう。

参拝後、頂上広場で休憩。
眼下の出雲平野では田植えを終えた部分と田起こししていない部分がコントラストをなしていた。

おかげで、今朝は起き抜けから体に痛みが走る。
だからいまからしんじ湖温泉に行ってきます。