120624畑中地蔵7

毎月二十四日は地蔵尊の縁日である。
熱田区花町の畑中地蔵さんでも、
「近所の老人達が地蔵堂に集まりお経を唱え地蔵菩薩の徳を称えている」
(案内書)という。
そこで、どのような祭礼を行っているのか見に行ってみた。

午前十時過ぎ、畑中地蔵さん隣の堂の扉はすでに開けられていた。
かつて父親がお世話をしていたという男性とその兄が準備をしている。
花を替え果物をお供えし、周辺を掃除する。

「いまでは(参拝者が)一人抜け二人抜けで、今日もお寺さんにお経をお願いするだけです」

以前は周囲に住んでいる老人たちの厚い信仰を受けていたそうだが、亡くなったり、高齢のため出てこられないという。

十一時を回りようやくお寺さんが到着し、般若心経をはじめ二十分ほど読経の声が堂内に響いた。

「畑中地蔵講中...」
「本日参詣の善男善女...」

有志の人々が講を組み大切に守ってきた畑中地蔵さん。
盆踊り大会が開かれたり、常に多くの人々が集ったという。
もう一度そのにぎわいを取り戻せないものだろうか、と手を合わせながら考えていた。

写真は名古屋市熱田区。