120523熱田区おさすり佛4

名古屋市熱田区。
中央卸売市場近くの住宅街を歩いていると、工場の壁際に小さな堂とその横に立てられたたくさんの幟が目についた。

「おさすり佛」

鉄工所の壁に面して作られた小さな堂内、ぶ厚い座布団に鎮座するのは高さ三十センチほど、正方形を少し丸くした形の黒い石で、線で目、鼻、口が書かれている。

「おさすり」という名の通り、多くの人々に触られているようで表面はつるつるしている。

午後三時半過ぎに訪れた時にも灯明がともされており、また幟の多さから地元では信仰厚く大切にされているのをうかがい知ることができる。

由来などは書かれていないが、ご神体をさする(触る)という行為に何らかのご利益が授けられるのだろう。

石そのものに力が宿っていて、触った手を媒介としてその力を信仰者の身体の病んだ部位に移し癒す、ということかもしれない。

この石神はどれだけ多くのひとを癒してきたのだろう。

写真は名古屋市熱田区。