101017港区東海通辰巳町2

僕がかつて屋根神さまの写真を撮ったように神楽屋形を追い求めるのは、屋根神さまも神楽屋形も名古屋という僕にとっての故郷を象徴するものだからだ。

屋根神さまがマチの文化とすれば神楽屋形はムラの文化である。

東海通の祭礼に出会って以来、名古屋市南西部に残る神楽屋形に興味を持ち自分の目で見てみたいと思った。

図書館で探し当てた分布一覧を手に港区や中川区、中村区内を歩き回る。
職場のある中村区だけはどうにか土地勘があるものの、港区と中川区はさっぱり分からない。

でも神楽屋形を探すのは意外と簡単だ。

地図を見て神社記号がついているところに行き、背の高い倉庫に天井まで届きそうなシャッターがついていれば、それが神楽庫である。

町内が神社以外の神楽庫を保有している場合は勘に頼るしかないが、慣れてくるとそれすらも地図を見ただけでなんとなく見当がついてしまうものである。

それを嗅覚というには恥ずかしいが、土地勘と地図を読み、足りないものは現地で土地の人に声をかけて尋ねれば、どうにかなるものだ。

写真は愛知県名古屋市。