DSC_0547


“頭の丸い棒状の石”

それこそが茂庭の道祖神の本来の姿である。

人工的に造形された形跡はなく、よく見ると棒状部分の左側の地面にそれとつながっているような平面状の部分が地表に露出している。

自然石の道祖神といってはいるものの、それは地表に露出した部分のみを差しているだけである。
地中に隠れている部分を想像すると、男根を超えた異次元の形をしているかもしれない。

ちなみに棒状部分のみを計測してみた。
高さ七十センチ、亀頭部の幅三十センチ。
どうりで居並ぶ男根たちに囲まれたら隠れてしまうわけである。

でもこのご神体は少なくとも「福島市史」が発行された一九八一年当時までは、自然石だけがまつられている状態だったようだ。

写真は福島県福島市。

★参考文献
野地一二「福島付近の道祖神」『福島史学研究』一九六九
福島市教育委員会「福島市史」『福島の民俗1』一九八一