140516熱田神宮大楠1

村上社のクスノキに蛇と関連した昔話が伝承されているように、木と蛇には「ワンセット感」がある。

神社境内には、まつられている神木を囲むように「奉納○○竜神」と書かれたのぼりが立てられ、神木の前には竜神祠をまつり、ときに幹にできた空洞のなかに小さな祠を置いて卵をお供えしていたりする。

その竜神さんとはアオダイショウのことではないかと思う。

は虫類に関する本によると、本州で木のぼりのできる蛇はアオダイショウだけのようである。

またアオダイショウは、人家に住みついてねずみを取ってくれるので大切にされていた半面、飼っている小鳥を食べて嫌われることもある。

どちらにせよ人間と付き合いの深い蛇である。

熱田神宮で天然記念物とされている大楠。

最近参拝に訪れたとき、根元に小さな箱が置いてあることに気づいた。
箱には餅を焼くような金網が小さなすき間を空けてかぶせてあり、なかには卵が入っている。

隣にやってきたボランティアガイドと参拝客のやり取りを耳にした。

「この木にね、アオダイショウが住んでいるんですよ。二匹ね、たまに顔を出しますよ」

写真は名古屋市熱田区。

※参考文献
佐々木洋「『街の守り神』アオダイショウ」 「動物たちの東京物語」
ナショナルジオグラフィック ホームページ
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