140413熱田区高蔵結御子神社11

高蔵神社境内のもう一本の大楠は本殿へ向かう途中にある。
といっても玉砂利の参道からなかに入った場所にあるので見えづらいが、なかなかの名木である。

柵で囲われた大楠は根が肥大化してしまっており、ウイスキーを蒸留するときに使われる「ポットスチル」にそっくり。
大きく膨らんだ根の上に幹を突き刺したような形である。
根の表面は樹皮に見られる短冊状が細かくなったもので覆われており、ゴツゴツしている。

賽銭箱が置かれ、膨らんだ根の上にミニ鳥居が奉納されており、こちらも「楠神」でもある。

三脚を立てて写真を撮っていると、散歩途中に神社に立ち寄ったようなおじさんに声をかけられた。

「クスノキ撮っとるのか、ここのは立派だろう」

そう言いながら目の前にあるクスノキを見上げた。

「神社のも立派だけどよぅ、隣の公園のもすごいで見てきてぇ。でもよぅ、根が外に出てまっとるで、どうにかしたらなかんのだわなぁ」

写真は名古屋市熱田区。

※参考文献
名古屋市農政緑地局「生きている文化財 なごやの名木」1987