140413中区大須北野神社4

木はかつてあった風景、町の面影を記憶する。
名木や巨木と呼ばれる木ではなくとも、長い時間を生きる過程で幾世代の人々とともに守り守られる関係を続けてきた。

大須観音の周辺には巨木も含めそこに住む人々の生活に根づいたクスノキがある。
僕の好きな春日神社の、根が肥大したクスノキもそのひとつであるが…

大須観音裏手、角地に鎮座する北野神社は天神さんとお稲荷さんをまつる小社。
提灯や玉垣に周辺のお店の名前を連ねることから察するに、商売繁盛の神さまのようだ。

天神さんの社から入り、手を合わせてからお稲荷さんに向かおうとすると、隅に植えられたクスノキの切り株から若い葉が出ていた。
切り株とはいえ樹皮の間から上へ上へ伸びようとする生命力は迫力がある。
その姿を撮っておきたくてカメラを取り出した。

六月に入り再び訪れると、若い葉はすべてきれいに刈り取られていた…

写真は名古屋市中区。