141130西区城西樫ノ木龍神


西区浄心の宗像神社をあとにして、さらに一ヶ所、訪れたいところがあった。

浄心の交差点南西側。
高速道路が上を走る江川線を西に一本入った通りでは、六月に「弁天祭」が開催される。

「弁天祭」は、もとは屋根神さま、というより六月〜七月にかけて各地で祭礼が営まれる津島神社のお祭、つまり天王祭である。

しかし残念ながら西区城西界隈では現在、屋根神さまはほとんど見られない。
八百屋さんの建物の二階部分にまつられていた神さまも数年前になくなってしまい、いまでは主人のいないスペースが残るだけだ。

その向かい側にちょっとした杜があったのを思い出した。

「樫ノ木龍神」

鬱蒼と繁った木々に埋もれた鳥居をくぐりなかに入る。
杜には社名の書かれた提灯を吊った社を中心に三社がまつられていた。

朝日の入り込まない境内は異質な空間である。
常緑樹の重い緑の葉が重なりあったなかにいると、寒さとは違うひんやり感がある。
杜の暗さ、冷たさは外の世界とは明らかに違う空間。
「街角の聖地」、そんな言葉を思いついた。

写真は愛知県名古屋市。