141130中区御園タブノキ6

伏見通沿いの歩道からタブノキを見上げてみた。

同じ常緑樹とはいえ中央分離帯に植えられたクスノキとはどこか趣が違う。
クスノキの葉は黄緑色で明るい緑なのに対し、タブノキの葉は濃緑色をしており暗い緑である。
そのせいか木が植えられている辺りは明るくても木立のなかは暗く感じる。

タブノキは墓場などにも植えられるため、ひとの死に関わりある木としてあまり好まれないこともあるらしい。
若狭で見たニソの杜は祖先をまつった葬地でもあるという。

幹は根元から二つに分かれており、地上三mくらいの所でくっついている。
ちょうどその位置に注連縄が巻かれ、鉄製のポールが幹と太い枝を支えている。

「昔から白蛇が宿る神木として、また川の船着場の守り神として大事にされてきた」

山形健介著「タブノキ」にはこう紹介されている。
太い幹、そこから伸びる曲がりくねった枝は蛇を想像させる。
また樹幹に空いた洞は、なかに蛇がいてもおかしくない雰囲気を醸し出している。

写真は愛知県名古屋市。