141130中川区若宮八幡タブノキ1

タブノキは、同じクスノキ科であるクスノキとは対照的に、市内ではあまりお目にかからない木である。

名古屋市内の巨樹ランキングを掲載している「なごやの名木」を見ても、ベスト10にランクインしている木のほとんどがクスノキである。

各区別の巨樹一覧ではクスノキ率がやや緩和されるもののタブノキは出てこず、「樹種別最大樹一覧表」になってようやく登場した。

中川区小塚町。
八熊通の南側にある若宮八幡社は仕事で近くを通るものの、境内に入ったことはなかった。
鳥居をくぐってまず目につくのはイチョウやケヤキといった落葉樹である。
九月には葉をたくさんつけていたが、十一月ともなるとイチョウは明るい黄色の葉が幹を包み込み、ケヤキは枝から葉を落とし逆さに立てたホウキのようだ。

本殿裏の北西角に幹の太い木がどっしりと立っていた。
根元に保存樹と書かれた杭があり、ようやくタブノキであると分かった。
枝が横に広がった御園のタブノキとは趣が違い、背は高く、注連縄こそ巻かれてはいないが本殿近くにあることから、「境内の主」的存在である。

写真は愛知県名古屋市。