160825兄子神社論社日野神社5

「式内社調査報告」には、越前国丹生郡の兄子神社には論社が三社掲載されている。
そのひとつである日野神社はJR王子保駅の東側、日野山の麓の中平次町に鎮座する。

駅からは日野川を渡り、集落の奥までFATBIKEで向かうと登山口の手前に鳥居が見えてきた。
鳥居をくぐり背の高い木々に囲まれた境内を拝殿まで歩くと95歩。
まずは参拝。

由緒書によれば祭神は継体天皇、安閑天皇、宣化天皇。
背後にそびえる日野山は御嶽山、越前富士とも呼ばれ、古来より信仰の山として尊崇されてきた。
父である藤原房時に伴い武生にやってきた紫式部も歌集のなかで日野山について詠んでいる。

でも僕が気になったのは日野山や日野川の「日野」という地名。
岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」には日野川について「日野川はかつて叔羅(しらき)川、白鬼女川、信露貴川とよばれ」ていたと書いている。
そう考えれば日野山も日野神社も新羅と関係のある山であり神社なのかもしれない、と思った。

写真は福井県越前市。

160825兄子神社論社日野神社2