160825大虫神社3

「石神の湧水」

神社に近づくとそう書かれた幟が道路脇にはためいていた。

越前国丹生郡唯一の名神大社である大虫神社。
県道沿いに立つ鳥居をくぐり登録有形文化財に指定されている宮橋を渡ると、正面に拝殿が見えてきた。
まずは参拝。

雷神社からは十五分ほどでやってきたけど、暑さで喉がからから。
そこで境内を歩き回る前に喉を潤すことにした。
池のほとりに水が湧き出る場所があり、地元のひととみられるおじいさんが先客としてペットボトルに水を汲んでいた。
あいさつして置いてある柄杓を使い一杯口に含む。

「うまいなぁ」

もう一杯、もう一杯とおかわりして境内に戻ると入口手前の手水から流れる水の音とセミの鳴き声が響いていた。

境内にはスギやヒノキなど針葉樹が多く見られ、スギのみ注連縄が巻かれていた。

由緒によれば祭神は地開びゃくの神である天津日高日子穂穂出見尊。
もとは大蒸神社と称していたが、垂仁天皇の御世、大発生したイナゴの駆除を当社に祈願。
無事退散したことから大虫大明神と改称したという。

当社には同じく丹生郡の式内社である小虫神社も合祀されている。

写真は福井県越前市。

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