僕が務める事業所の創業当時、四人の主力メンバーがいた。
別事業所から横流れでやってきた僕とLさん、そして新規立ち上げを機に入社したO君とTさん。

O君は働きながら専門学校に通い、卒業と同時に辞めていった。
その後、Tさんが辞め、Lさんは産休で休職となった。

創業時のオリジナルメンバーがばらばらになってしまったけど、いつしかO君は前の職場を辞めて復帰。
Lさんも産休明けで戻ってきた。
そこに娘さんと一緒に京都で暮らしていたTさんも再び加わった。

戻るといっても今回は一緒に働くのではなく、新しく立ち上がった事業所にそれぞれ配属されることになった。

オリジナルメンバーが再び一堂に会したわけだが、創業来、一度も抜けることがなかった僕が今度、休職という名で辞めることになった。
やっぱりそういう時期は来るもんである。

昨日、僕の事業所にTさんがあいさつに来てくれた。
在りし日の思い出を語りながら、Tさんは夏をめどに辞めるといった。

「結束がよくてチームとしてまとまっていた四人が揃うのを楽しみに戻ってきたのにね」

毎日毎日、いろんなことを話し合いながら少しずつ積み重ねていった創業時。
Tさんと好きな本について語り合ったあのころのことを懐かしく思い出した。