休職と同時に定期券の期限が切れた。
僕が職場から支給されていたのは市バス地下鉄の全線定期券。
バスも地下鉄も乗り放題の定期券である。

その定期、非常勤職員のころから持たされていた。
当時は職場のなかでも稼働時間が常に一位か二位の稼ぎ頭。
移動が多いから全線定期券を支給されたのだが、責任者になった今ではそれが、いつ何時、何があっても動けるようにという意味に変わった。

仕事において戦友のように慣れ親しんだ全線定期券とも今月九日を最後にお別れした。
仕事に行かなくてもいいことはありがたい半面、今後交通機関を利用するには当たり前だがその都度、お金を払わなければいけない。
仕事は嫌だったけど交通費に関しては恵まれていたから、期限が切れるとそのありがたみを痛感することになった。

さて今後はどうしよう。
これまでと違って当分時間はあるわけだからなるべく交通機関に頼らない生活をしてみようと考えている。

早速昨晩、久しぶりに栄にある先輩の店に飲みに行くとき、熱田区の自宅から歩いて行くことにした。
片道一時間かかったものの、もともと歩き好きな性分である。
歩いたことのない道とともに、知らないお店を見つけるなど、発見が多かった。

名古屋で生まれ育ったとはいえ、歩いたことのない道はまだまだ多いはず。
定期の期限切れを好機に、「初道」を見つけるのも面白そうだ。