190524山狭神社(下社)1

「プチ移住」を始めて初めてのキャンプ。
松江市に移住以来、アマゾンでちょこちょことソロキャンプ用品を買い揃えていた。
「プチ移住」時に契約した逗留先は「一泊△△円」というものなので外泊すれば損してしまうけど、出雲国の式内社と見なされる神社が松江市内から遠いければ体力を考えて外泊もやむなしと覚悟していた。
テント代わりのビビィサックとマット、寝袋の野宿セットを持参して逗留先を出発した。

松江市内を抜け国道432号線が山のなかに入った辺りで、チェーントラブルが発生した。
僕のFATBIKEは変速機を装着していない。
変速機は変速以外にもチェーンの張り(テンション)を調節しているので過度にテンションがかかることはないのだけど、僕のは変速機なしのシングルスピード車。
しかも輪行ばかりしているから後輪のチェーンテンションが組み立てるたびに微妙に変化する。
それが原因なのか、ふと足元を見るとチェーン同士を止めているピンの片側が外れてしまっていた。

通常、チェーンは一本のピンが左右両側の板状のチェーンを止めているが、片側だけでは力がかかった途端、チェーンが切れてしまう。
そんなこともあろうかと、事前にアマゾンでチェーンカッターとチェーンをつなぐピンを購入しておいた。
道路端でFATBIKEをひっくり返す。
チェーンをいったん切断して新たしいピンを入れ込んだ。
その作業、時間にして数分だけど、チェーンを切るのは大学サイクリング時代以来。
走りながら不安ではあったけど、大したこともなく神社に到着した。

山狭神社には上社と下社がある。
当日の順番からいくとまず訪れたのは下山狭に鎮座する通称下山狭神社。

鳥居をくぐり長めの参道を歩いていく。
しっかりと根を張った胴回りの太い木々が立ち並ぶ参道を歩いて拝殿まで203歩、まずは参拝。
手を合わせて頭を上げると拝殿の破風下、らんまの彫刻に目が釘付となった。
雲間の竜、海中の亀、左右二頭の獅子、どれも躍動感あふれる作品である。

「出雲国風土記」には「夜麻佐の社」とされる神社が二つ掲載されていて、下山狭神社は式内社でいう「同社坐久志美気濃神社」に該当するそうだ。

本殿を一周しながら摂社にも手を合わせる。
向かって左側の社は扁額に「式内久志美気濃神社」と書かれていた。
本殿に合祀されず独立した社としてまつられていた。

写真は安来市広瀬町。

190524同社坐久志美氣濃神社1