秋晴れの一日。
前の晩に酔っ払って「明日、一宮に行こう」と何気に口にしたのだが、それを実行することにした。

最寄りの金山駅から一宮市までは名鉄、JR両方が利用できる。
少しでも安く行くことを考えたら、金券ショップで格安チケットを買うと名鉄の方が安い。
正規料金400円のところ片道280円で一宮へ行けるのだ。

往路は金山から須ヶ口まで行き、急ぐ旅ではないので普通電車に乗り換え一宮へ。
駅に着いたらその名の通り尾張国の一宮である真清田神社に向かった。
駅を出て商店街のある本町通りをへて神社へ歩いていく。
日曜日のせいか商店街は閑散としていたが、神社境内には結構な人出があった。
参拝するのかと思いきや皆一様にスマホを手にしている。
ポケモンGOに興じているようだった。

参拝後は一宮発のオーガニックスーパーをのぞき、本日第一の目的地である喫茶店「シェルボン」へ。

カナディアンスタイルの山形の建物に入ると広々とし天井が高く、席も余裕を持って置かれていた。
籐製の椅子は深く腰掛けると体全体が椅子に沈み込むような作りでくつろげる。
冷房の効いた室内でホットコーヒーとクラブハウスサンドイッチをいただく。
ベーコンと鶏肉が詰め込まれたトーストパン、そこにコーヒーを一口ずつ流し込む。
それだけでも満足だけど、午後二時を過ぎると飲み物を単体で頼んだひと限定で小さなお菓子が提供されるおまけ付き。
一宮といえばモーニングが有名だけど、二時を過ぎることには広い店内の席はほぼ埋まった。
近隣の人々の心をつかんでいるお店であることがよく分かる。

お茶の後は開明駅近くのスーパーで買い物して、尾西線で再び一宮に戻った。
名鉄百貨店の地下でお土産に一宮の酒蔵の酒でも買おうかと思ったけど、ちょうど試飲会をやっていた旧祖父江町の蔵の酒を購入。
時計を見るとまだ午後四時前だ。
特急に乗り金山駅へ。
喉を潤すという口実でサイゼリヤでワインを飲んで帰宅。

遠くもなく近くもない。
程よい距離の小さな旅を楽しむことができた。