和爾賀波神社の論社のひとつである白山神社。
白山と書いて「しらやま」と読む。

ことでん長尾線白山駅の南側にそびえる山の方に向かって坂を上がっていくと鳥居が見えてきた。
鳥居のなかに白山が収まる位置で写真を撮り、FATBIKEをとめて境内へと歩いていった。
随神門をくぐり境内に入る。
入口の鳥居から拝殿まで250歩。
拝殿の扉が開いていたのでなかをのぞくと神輿が飾られていた。
そういえば拝殿に隣接する社務所付近には黒服を着た氏子さんたちが数人、立ち話をしている。
そう当日はお祭りの日。

掲示板に張られていた告知によれば祭礼は土日で行われ、日曜日が本祭である。
氏子さんに尋ねると午後二時に神輿の引き回しがあるというから、午前中はお祓いなどの神事が執り行われるのだろう。

とりあえずお参りしようと賽銭を準備していたら小さな女の子を二人連れたお母さんが先に手を合わせていた。
その後ろで終わるのを待っていたのだけど、ふとお母さんの足下を見ると登山靴を履いていた。
僕がそうであったように神社の境内までは登り坂を上がるといっても登山靴が必要なガレ場ではなくきれいに整備されている。
なぜかその登山靴に引っかかりを感じた。

参拝し、境内の掲示板には簡単な由緒が掲示されていた。
白山神社は石川の白山を本宮とする神社であり、祭神は伊邪那美命。
神社の後方にそびえる白山は別名、「東讃富士」とも呼ばれているという。

ところで先ほどの登山靴のお母さん、もしかして白山に登るのではないだろうか。
神輿の渡御は午後からなので午前中に登拝があるのでは。
気になりネットで調べてみると白山頂上には神社があるようだ。
歩いても頂上まで二十分ほどだから苦になるような登山ではない。
本祭当日頂上の神社でもお祓いがあり、そのための登山靴ではないか、と僕は考えた。
氏子さんに聞いたわけでもなく、あくまでも登山靴姿のお母さんから僕が想像しただけのことなのだけど。

当社も和爾賀波神社の論社のひとつである。
「式内社調査報告」の「祭祀」の欄に「白山神社氏子は鰐河神社の氏子でもあ」り、宮司も鰐河神社と兼任と書かれている。
しかし記事を読む限り白山神社を強力に推すような論調ではない。
鰐河神社との関係から論社のひとつとされたのではないだろうか。