讃岐国苅田郡の神社がある観音寺市には古墳が多いそうだ。
ネットで検索すると、真っ先に出てきたのが「大野原古墳群」
国指定史跡である同墳をPRするサイトが観音寺市のホームページにあるくらい。

「大野原町大野原の直径約700メートルの中に集中する」ので「短時間ですべての古墳を歩いて巡ることができること」が特徴。
日本でトップクラスの玄室床面積を持つ「椀貸塚古墳」、香川県下最大の円墳「平塚」、香川県下最大の大型方墳「角墳」が古墳群のトップスリー。
だが事前の準備不足で古墳群について知らなかったこと、仮に知っていたとしても式内社が近くになければコースに組み入れるのが難しい。
どちらにしても今回は難しいから次回の楽しみにとっておく。
これで香川に行く楽しみがまたひとつ増えた。

それを補うというわけではないけど、於神社と黒嶋神社の間にある観音寺市総合運動公園内の母神山古墳群は訪ねることができた。
古墳群を見て古代の息吹を感じたい...
そんなロマンチックなきっかけなら格好いい。
しかし実際にはトイレが我慢できなくて公園に入ったら偶然、古墳群があったというもの。
それでも神社とともに古墳と酒蔵には寄りたい自分にとってラッキーであった。

公園の中心にそびえる母神山の麓にひさご塚古墳と鑵子塚古墳の二基がきれいな形で保存されていた(古墳自体はもっと多いらしいが)。

鑵子塚古墳前の説明によれば、同墳は母神山古墳群の盟主的存在の大円墳。
周壕が掘られ横穴式石室を持つ。
その横穴は入れないよう格子で塞がれてはいるけど、自転車用のライトを照らしてのぞくと壁面の石組みが明るく浮かび上がった。
ここに眠っていた古墳群の被葬者と近隣の式内社とは関係があったのだろうか。

先に書いたように母神山は於神社の北側に位置し、FATBIKEで十分ほどの近い距離にある。
その於神社は小さな神社で、鳥居をくぐり拝殿まで45歩。
まずは参拝。
本殿の後方から境内を眺めると盛り土の上に鎮座しているのがよく分かる。
まさかここも古墳? と思った。
「式内社調査報告」にも「周囲の田地より、少し小高くなつてゐる」と述べられているものの、それが古墳とは記されていない。