久しぶりのおでん会を開いた。
鍋のなかで煮えた大根、玉子、ちくわに黒はんぺん。
だし汁から立ち上る湯気の香りに食欲がそそられる。
おでんとともに妻特製のポテトサラダをつまみにビールで乾杯!

我が家に家族が集まるのっていつ以来だろう。
最後に集まった日には父の姿があったから二年前のことだ。
年二回、姉夫婦と両親を呼んで集まっていた。
六月の熱田まつりの花火鑑賞と十二月のおでん会。
実家に集まる盆と正月以外で、偶然六月の花火大会の日に皆を呼んだのがきっかけで、年二回の行事が生まれた。

しかし父が入院、そして亡くなったことから法事以外で集まろうという雰囲気がなくなってしまった。
僕は父の死亡に関する手続き等で母宅と行き来があるものの、姉夫婦とは滅多に会うことがなくなってしまったし、姉夫婦と母が会う機会も少なくなったようだ。

母もいまでは僕と姉とも同じ区内に住んでいるのに、バラバラになってしまった感がある。
そこで久々におでん会を開催することにした。
盛り上げようとかそんなことより、まず皆がひとつの場所に集まる場を作りたかった。

父がいたころは何もなくてもまとまっていたから、改めて父の存在感の大きさを知った。
僕にそれだけの力量があるか分からないけど、家族同士がうまくやっていけるように努力したいと思った。