先日十二月七日でFATBIKEが我が家に来て五年になった。

五年前のその日、お店に出来上がったばかりのサーリー・パグスレーを取りに行った。
雑誌やネットではたびたび目にしていたけど、FATBIKEの実物は見たことがなかった。
想像以上に太いタイヤの第一印象がそのまま口に出た。
「でけぇ」

お店のスタッフから油圧ブレーキやタイヤの空気圧について説明を受ける。
ディスクブレーキも太いタイヤも狂ったように自転車に乗っていた大学時代にはなかったものだから、物珍しそうに説明を聞いていた。
そのまま家に乗って帰るのはもったいないと少し回り道した。
そしてなぜか白鳥古墳の前で記念写真を撮った。

最初のうちは特にあてもなく、休日になると適当にサイクリングに出かけていた。
そして翌年の五月、名古屋の自宅から敦賀まで走ったことがターニングポイントとなった。
それまでもFATBIKEで神社を訪ねることはあった。
敦賀半島先端の白城神社を訪れたとき、そこが式内社であることと名前が古代朝鮮の新羅から来ていることを知り、FATBIKEと式内社巡り、つまり古社巡礼を組み合わせられないか、と考えた。
白城神社の鎮座する越前国から始まった古社巡礼は自分の住む尾張国へ。

そのころ始めた「FATBIKE古社巡礼!」と題するブログの記事数が十二月十四日現在で950本になった。
もうすぐ千本の大台に乗る。
ライブドアブログをメーンに、現在では写真を載せやすくシンプルなはてなブログでも記事を配信している。
ブログはもともと屋根神さまを紹介するために始めたものだった。
いまでは屋根神さまを離れ式内社というそれまでまったく未知だった領域に進むことになった。

自分の知らないことを知るため、FATBIKEに乗って現地に赴く。
この面白さ楽しさに気づかせてくれたのはFATBIKEのおかげでもある。

キズが目立つようになったフレームに愛おしさを感じる、今日このごろ。