京都へは一年に二回行くことにしている。
一月と七月の二回。
名古屋から京都まで直接行けば早いのだけど、まず米原で北陸本線に乗り換えて敦賀に行き、敦賀から湖西線に乗って京都を目指す。

乗り換え時間が長い敦賀では気比神宮を参ったり、地元のスーパーの惣菜コーナーで寿司を買ってイートインコーナーで食べる。
また越前の酒とつまみも買い込み、湖西線の車内で琵琶湖を眺めながら一杯やるのも楽しみだ。

京都に着くと出町柳まで京阪電車に乗り下鴨神社を参る。
参拝後は再び京阪に乗って東福寺駅へ。
駅近くのラーメン屋でラーメンを食べ、京都駅から帰宅。
年に二回、ほぼ同じコース。

強いていえば、下鴨神社では、一月は初詣を兼ねて参拝してから焚き火にあたって境内で売られている「丹山」の升酒を飲む。
夏は裸足になって境内を流れる川を歩いて無病息災を祈願する御手洗祭に参加する。
一月に「丹山」を飲むのも七月に御手洗祭に参加するのも毎年のこと。

夕食のラーメンは東福寺駅近くの「大黒ラーメン」がお気に入りである。
かつては京都駅近くの有名店に並んでいたのだけど待ち時間が半端ないので、昔の記憶を頼りに東福寺駅近くのお店に行くようになった。
なんといっても駅から近いし値段も手ごろ。

こうしていつしか京都の旅はほぼ同じコースをたどることが定番となった。

京都はいつ行ってもひと、ひと、ひと。
一日いようものならそれだけでへばってしまう。
だから行く場所を特定し、一日のうちの京都に占める時間を少なくするだけでかなり楽になるのだ。