遠江国の式内社巡りの最終日。
本当はラクなラストになるはずだった。
しかし昨日、念のためと神社の一覧を確認していたら回っていない神社を見つけてしまった。
後でまた行かなくてもいいから喜ばしいはずなのだけど、場所は先週、訪ねた許禰神社のさらに山側。
それを知り血の気が引いた。

先週訪ねた許禰神社に行くには天竜浜名湖鉄道に乗る必要がある。
二週連続の天浜線にもいまいちテンションは上がらず。
先週の時点で確認しておけばこんなことはなかったのに…
後悔しても仕方なく、今日をラストにするならば行くしかない。

自宅近くの駅から一路掛川へ行き天浜線に乗り換えた。
その後の詳しい経路は割愛するが、結果的に許禰神社から小一時間後に馬主神社の論社である大久保の八幡宮にたどり着いた。
着いてみるて景色はなかなかのもの。
遠くに見える茶畑、ピンクの花をつけたヤマモモ。
社叢のタブノキの根元に生えるひこばえ。
山里で感じる春の息吹き。
来てよかったな、心からそう思った。

神社をあとにして平野に降りると今度は強い風が吹き荒れた。
とくに天竜川を渡るときはペダルを漕いでいられず押して歩くこともあった。
帰りのJRは強風のため徐行運転、大幅に遅れが生じた。
これも遠江ならではかもしれない。

最後の遠江国の思い出は感傷に浸った山里の春から一点、強風に変わった。