鳥居の扁額や標柱を見ると、八幡社同様、諏訪社も坂本神社を名乗っていた。境内は深い緑の木々に囲まれ薄暗く、葉のように湿り気を帯びた建物は周囲と一体となり森に溶け込んでいた。石段を上がって拝殿で手を合わせる。樹間から顔を出した太陽の光が地面をほのかに照らした。