名古屋発! 町の神さま考

FATBIKEで巡る古社巡礼の旅...

名古屋市:熱田区

【ことば】ここはアラタカだで...

「(お祓いが)ああ終わったよ。5月にもやったよ。ここはアラタカだで」


--解説--
小型墳墓の上におまつりされている神さまの祭礼日に。墳墓の下には不動明王がまつられており、その前に座っていたおばあさんに話を聞く。「こちらの方がもっとアラタカだで」と不動明王について教えてくれた。
名古屋市熱田区/2010年6月

【準屋根神】熱田区旗屋町/熱田-8

110701熱田区旗屋jpg

熱田-8
所在地:名古屋市熱田区旗屋町
    Nagoya-shi Atsuta-ku hatayacho
祭 神:秋葉・熱田・津島
場 所:神域内台上
向 き:南
祭礼日:正月・月次祭・高蔵神社例祭(6月)・熱田尚武祭(6月)・秋葉祭(12月)
氏神社:高座結御子神社(高蔵神社)
地 図熱田区の屋根神さま所在地
メ モ:「秋葉さん」

・11年7月18日
【区分】「屋根神」→「準屋根神」

写真を変更しました。
熱田-8

【町内社】熱田区神宮/熱田-参考

110701熱田区神宮1110701熱田区神宮3

熱田-参考
所在地:名古屋市熱田区神宮
    Nagoya-shi Atsuta-ku jingu
祭 神:秋葉
場 所:台上
向 き:東
祭礼日:月次祭
氏神社:
地 図:
メ モ:

・11年7月1日
 熱田神宮の東側に位置し、井戸端におまつりされている神さま。秋葉神社の神紋が染められた白い幕と箱に入れられた野菜がお供えされていた。以前近所の方に話をうかがった。「秋葉さん、町内のね」。すぐ東側に秋葉山円通寺があるので最初は井戸をまつる神さまかと思ったが、大瀬子町などで見られるように町内の秋葉神社である。社の北側は長屋が並んでおり、神さまは入口にあたる場所におまつりされている。かつては向かい合った長屋であったと思われるが、現在では片側のみになっている。

110701熱田区神宮2110701熱田区神宮4

 熱田区内には秋葉社のみをまつる社が多く見られ、前出の大瀬子町など屋根神分布一覧にも加えていいますが、当地は当分参考として掲載します。

【準屋根神】熱田区花町/熱田-1

100501熱田区花町cl1100501熱田区花町cl2





熱田-1
所在地:名古屋市熱田区花町
    Nagoya-shi Atsuta-ku hanamachi
祭 神:秋葉・熱田・津島
場 所:はなのき古墳上
向 き:南
祭礼日:正月・月次祭・高蔵神社例祭(6月)・熱田尚武祭(6月)・秋葉祭(12月)
氏神社:高座結御子神社(高蔵神社)
地 図熱田区の屋根神さま所在地
メ モ:向かって右側に「塚神社」

・10年6月5日
 熱田尚武祭の祭礼確認に訪れました。当日午前11時に訪れるとすでにおはらいは終わっており、入口の手前に座っていたおばあさんに尋ねると、「ああ終わったよ。5月にもやったよ。ここはアラタカだで」とのこと。写真を撮らせてもらい再びおばあさんに話しかけると入口の手前にまつられている不動明王を差し「こちらの方がもっとアラタカだで」と教えてくれました。
100605熱田区花町cl1100605熱田区花町cl2









・10年5月25日
 写真追加しました。
【区分】「屋根神」→「準屋根神」
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・07年6月5日
 熱田・尚武祭では飾りつけだけでなく、お祓いも行います。
熱田-1hanamachi

【準屋根神】熱田区切戸町/熱田-4

100605熱田区切戸町cl1








熱田-4
所在地:名古屋市熱田区切戸町
    Nagoya-shi atsuta-ku kiredomachi
祭 神:秋葉・熱田・津島
場 所:台上
向 き:南
祭礼日:正月・月次祭・尚武祭(6月)・町内祭礼(10月)・秋葉祭
氏神社
地 図熱田区の屋根神さま所在地
メ モ

・10年6月7日
 写真追加しました。
 【区分】「屋根神」→「準屋根神」

・10年6月5日
 熱田尚武祭での祭礼確認に訪れると、お供えや紫幕、提灯に加え、三社ののぼりも立てられていました。昨年は雨だったので、豪華な姿を見られてよかったです。
100605熱田区切戸町cl4100605熱田区切戸町cl3








・09年6月5日
 あいにくの雨の中、午前7時15分ころに現地を訪れると社の扉が開けられていました。榊は新しくなっており、三つ並べられた三方の中央にはお神酒や洗米、塩が盛られていました。写真を撮っている最中に雨足が強くなる一方なので、提灯などの飾りつけは、残念ながらないと思われます。
090605切戸町2090605切戸町3090605切戸町6090605切戸町7
















・07年6月5日
 6月5日、熱田尚武祭のこの日、熱田区内にある屋根神さまは特別に飾り付けられました。私も熱田区に移住して以来、毎年欠かさず尚武祭の屋根神さまの風景を撮り続けています。中でも熱田区切戸町、花町の神さまは私の好きな場所です。切戸町では提灯やお供えという通常の飾り付けに加え祭神の神紋と神社名が染められた幟を立て紫幕を張りました。

・06年5月15日
 5月15日、この日は午後から仕事が入っていたので、自宅から近い熱田区の屋根神さまを訪ねました。ここ切戸町には以前は各町内ごとに神さまをまつられていたそうですが、現在では写真の屋根神さまへまとめてしまったそうです。社殿は当時のものですが、神殿の金具や覆殿などは新しくしました。ちなみに祭具類は社殿の下にある備品入れに納められています。

・02年1月01日
 紫幕、堤灯、「組内安全」と染め抜かれたのぼり。祭神は熱田神宮、秋葉神社、津島神社。供え物は中央に鏡餅、果物、野菜、するめなど。堤灯が飾ってあるのは初めてである。おそらく特別なお祭り以外は出さないものと思われる。

【屋根神】熱田区大瀬子町/熱田-11

091216熱田区大瀬子町cl2








熱田-11
所在地:名古屋市熱田区大瀬子町  
    Nagoya-shi atsuta-ku oosekocho
祭 神:秋葉・熱田・津島
場 所:井戸のある建物の軒下
向 き:北
地 図
祭礼日:尚武祭(6月)、秋葉祭(12月)
氏神社
メ モ

・10年6月6日
 写真追加しました。

・10年6月5日
 熱田尚武祭の祭礼確認に訪れました。昨年の秋葉祭同様、井戸上の社は扉が開けられており、紫幕、お供え、提灯で飾りつけられていました。井戸の上にはお神酒が置かれていました。 
100605熱田区大瀬子町cl7-2100605熱田区大瀬子町cl7-3









・09年12月16日
 井戸が設置されている建物の軒下にまつられている神さまです。かねてより存在は確認していたのですが、単に井戸の神さまと思っていました。「とんかつ」さまより屋根神さまであることを教えていただいていましたが、今回が初めての確認となりました。
 秋葉祭当日は社の扉が開けられており、紫幕にも秋葉神紋が見られ、津島、秋葉、熱田の三社の提灯が吊るされていました。中心が秋葉神社であること、大瀬子町全体では秋葉神社を主とする社が多いことから、こちらの主神は秋葉神社と考えられます。神前と井戸の上にはお供え物がたくさん盛られていました。
091216熱田区大瀬子町cl1

【第4刷】熱田区内屋根神分布一覧

 市内屋根神一覧表、「名古屋市熱田区」をUPいたしました。2006年のデータを基準に作成しており、「熱田-1」等の番号は「屋根神」写真の番号と連動しています。

★「名古屋市熱田区内屋根神分布一覧」はこちらから。

※所在地は丁目までの掲載となります。

<更新情報>
・第4刷発行:[10/6/5]
「熱田-3」廃社

・第3刷発行:[09/12/18]
「熱田-11」追加

・第2刷発行:[08/11/7]
「熱田-6」・向き「南」→「東」へ訂正

【準屋根神】熱田区青池町/熱田-3/廃社

熱田-3










熱田-3
所在地:名古屋市熱田区青池町
    Nagoya-shi Atsuta-ku aoikecho
祭 神:秋葉・熱田・津島
場 所:台上
向 き:南
祭礼日:正月・月次祭
氏神社
地 図熱田区の屋根神さま所在地
メ モ:廃社

・10年6月5日
 熱田尚武祭にともなう祭礼確認に訪れたところ、すでに廃社になっており、社の置かれていた場所は隣家の駐車場となっていました。

・02年01月01日
 のぼりが立てられ、紫幕、堤灯で飾られている。しめ縄は特に大きい。お供えは三方が置かれているのみ。

【準屋根神】熱田区青池町/熱田-2

aoike












熱田-2
所在地:名古屋市熱田区青池町
    Nagoya-shi Atsuta-ku aoikecho
祭 神:秋葉・熱田・津島
場 所:台上
向 き:南
祭礼日:正月・月次祭・秋葉祭
氏神社
地 図熱田区の屋根神さま所在地
メ モ

・09年12月16日
 訪れると神前にはビールケースの上に段ボールを置き、その上にたくさんのリンゴ、みかん、バナナ、お菓子などお供えしてあり、さらに社の手前には野菜などが三方に山盛りに盛られていました。特筆すべきは普段は見られない三社の提灯が社と供物の間に立てられています。紫幕はかなり陽に焼けてしまっていますが、秋葉と津島の神紋と「昭和二十七年十二月十五日」「組内一同」の文字が見られ、古いものであることが分かります。
 通常、月次祭では社の扉が開けられてその前にお供えをするだけですが、秋葉祭のときにこれだけの飾付けを行うということは、秋葉、火に対して特別な思いがあるではないか、と感じられました。

091216熱田区青池町cl1091216熱田区青池町cl4

【私と屋根神】自分の足もとを見つめなおす

・昨日は屋根神さまの月次祭の日、でしたが、朝からあいにくの雨のため撮影は中止にしました。本来ならば、朝は名古屋で月次祭を見てから、そのまま美濃市に行く予定でした。8月1日は「川まつり」といって、湊町や殿町の屋根神さまが飾りつけされるだけでなく、長良川で花火が上がります。例年7月の夜まつりのみを訪れていたので、「今年は川まつりに行くぞ!」とひそかに楽しみにしていたのですが、雨のため、動けずじまい。でもそれが功を奏してかは分かりませんが、いろいろと考えることができました。

・瑞穂区出身の私が屋根神さまの多く残る西区に移住してから今年で7年、そして熱田に住み始めて5年になります。熱田はいろいろな意味で便利なところです。そのため5年たっても月次祭や各種祭礼では西区を訪れ、また交通の利便性のおかげで岐阜県に何度通ったことでしょう。現在、「屋根神」と題してブログ上で岐阜県内(いまは多治見市内)の神さまを取り上げていられるのは、熱田のおかげだと思います。でもふと考えたとき、意外にも熱田自体については目を向けることはそんなにありません。

・熱田区にも屋根神さまにルーツを持つ社は存在しますし、祭神である熱田神宮本社や秋葉円通寺もあります。6月の尚武祭では近隣の神さまもそれに連動して祭礼を行うので、決しておろそかにしているわけではありません。私の住む辺りというのはいまではマンションが多く昔の面影を見つけることは難しいのですが、歩いてみるとよく分かるのは、自宅から歩いて西は15分、東は30分の距離までは「マチ」だけど、西15分以上、南10分歩くと「ムラ」、かつての農村(もしくは新田地帯)にたどり着きます。

・私の自宅を中心に西と東に少し行けば屋根神さま、南に歩き国道1号線に出ればかつての熱田新田、「番割観音」を巡る講が現在でも生きている。さらに東海通まで下る、もしくは西側に歩いて20分も行けば、珍しい「神楽屋形」に出会えます。ほんの少し歩くだけで、私の住む地域には様々な文化が根づいて今に生きていることに気づきます。もう少し自分の足もとを見つめなおす作業が必要ではないか、と考えることができました。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
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管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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