名古屋発! 町の神さま考

FATBIKEで巡る古社巡礼の旅...

イベント

「第5回屋根神ウォーク」参加者募集!

第5回屋根神ウォークチラシ
 今年も「屋根神ウォーク」の季節がやってきました! 来る10月1日、地下鉄「庄内通」駅を出発、近隣でおまつりされている屋根神さまを見て回りながら「浄心駅」を目指します。出発は午前10時。参加希望の方は9月25日までに郵便またはeメールにてお申し込み下さい。多数のご参加お待ちしています!

と き:2011年10月1日(土)
ところ:地下鉄鶴舞線「庄内通」駅
参加費:100円(保険料込み)
申 込:郵便ハガキまたはeメールに住所、代表者名、参加人数、年齢を記入の上、お申し込み下さい。
・郵便/西区上小田井1−404 
屋根神文化フォーラム 代表 内藤宛 
・eメール/ntonkatu@ybb.ne.jp

【お知らせ】「西区の屋根神展」開催

8月16日より名古屋市西区役所にて「西区の屋根神展」が下記の要領で開催予定ですので、ぜひ足をお運びください。

「西区の屋根神展」
と   き: 8月16日(火)〜31日
ところ: 西区役所1階「もーやっこ広場」
名古屋市西区花の木二丁目18番1号
内   容:各種パネルと菊井一丁目で5月まで使われていた屋根神の提灯を展示し、「第5回屋根神ウォーク」のチラシ等を配布。

【感謝】「第4回屋根神ウォーク」無事終了!

 屋根神さまがおまつりされている地域を巡る「第4回屋根神ウォーク」が11月1日開催され、140名を超える方々が参加しました。
 前日まで降り続いた雨も無事やんで、前半少し雨がぱらつきましたが、ゴールに近づくにつれ晴れ間が出てきました。午前9時半の第1班スタートを皮切りに4班までが順次出発、ゴールの円頓寺商店街を目指しました。
 今年の目玉は何といっても、4回目のウォークで初めての拠点ガイドです。新道、菊井、那古野でそれぞれ、屋根神さまをよく知る町内の方に神さまの由来などの説明をしていただくことができました。
 今回のコースは浅間町駅をスタートし、 西区幅下、同新道、同菊井、同名駅、同那古野を回り、最後に五条橋の屋根神さまを見学してゴール。約2時間の行程を参加者の皆さんは楽しんで歩くことができたのではと思います。
 「第4回屋根神ウォーク」は今回も多くの関係各位の温かいご支援ご協力により開催することができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

「第4回屋根神ウオーク」開催!

第4回ウォークチラシ











★開催について
・開催日 :2010年11月1日()、雨天決行、警報中止
・開催時間:集合/午前9時30分(出発10時ころ)
      解散/正午ごろ、円頓寺商店街
・集合場所:地下鉄・鶴舞線「浅間町駅」構内
・参加費:100円(保険代等)
・申し込み:締切ました。

※例年は日曜日の開催でしたが、今年は月曜日の開催となります。
※ハガキでお申し込みの方はチラシをご覧下さい。
※チラシは各区役所、スポーツセンター、図書館、観光案内所にて配布予定です。

【更新履歴】
・2010年11月1日
おはようございます。
本日の「第4回屋根神ウォーク」は
予定通り開催いたします。
地下鉄「浅間町」駅(改札出て正面)に、9:30までにおこし下さい。

・2010年10月26日
10月25日をもちまして、申し込みを終了いたしました。ありがとうございました。

・2010年10月25日
「第4回屋根神ウォーク」申込は本日、10月25日が締切です。参加ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。

・2010年9月3日
募集チラシは各区役所、生涯学習センター、図書館、観光案内書、名古屋都市センター等で配布しております。

なお、メールでの申し込みは、住所、代表者氏名、年齢、参加人数を記入の上、
walk@yanegami.com 
までお送り下さい。
(@は半角文字に直してお送り下さい)


・2010年8月28日
 チラシの画像・開催要項を掲載しました。実物のチラシ配布は9月以降の予定です。

「屋根神ウオーク実行委員会」が名称変更

 屋根神さまの多い地域を歩いて巡る「屋根神ウオーク」を企画・開催していた「屋根神ウオーク実行委員会」が4月1日より、「屋根神文化フォーラム」と名称変更することになりました。
 これは「屋根神文化同好会」と名称を統一するもので、今後は「屋根神ウオーク」等のイベント活動と「屋根神文化同好会」が行っていた毎月の例会や屋根神探訪を同一名称の団体として活動を行うことになります。構成員や活動拠点の変更はありません。

【セミナー】山地英樹氏講演録(6/6)

 さて、屋根神さま自体は、時代の流れというか様々な事情があって減る一方です。芥子川さんはこの本の中で廃絶の理由として、終戦後のアメリカ軍の進駐、住民の入れ替わり、道路拡張、伊勢湾台風、家屋の改築、商店街の改装、自動車の氾濫、男性が働きに出て老人と婦人だけになったこと、と八つをあげています。そのほかにもいろいろと理由があって減少は現在も続いており、芥子川さんは巻末に、
「一千年にわたる天王信仰が、名古屋という大都市において、屋根神という小祠に結実して百年余の命脈を保ったことは、まことに珍しいことで、民俗学の上からも貴重なものといわねばならない。都市形態の変貌、人心の移り変わりから、早晩その姿を消してしまうであろうが、そうした運命が予測されるだけに、この民俗学的遺産である屋根神さまをいとおしむこと切である」と書かれています。
 私自身はどう考えているのか。講演の前に、2月15日、3月1日の月次祭と3月4日の三回で西区内80ヶ所の、屋根神さまが「ある場所」と「あった場所」を見て回りました。形骸だけが残っているならまだしも、形骸そのものもなくなっていたところもありました。屋根神さまを残す残さないはそこに住んでいる地域住民の方々が決めることだと思います。
 最後に写真集のあとがきに私はこのように書いております。
「私のつたない写真集が都市のフォークロアのひとつの記録としていささかでもお役に立てれば幸いです。私は今後も屋根神さまの消滅をひとつの座標軸として都市の変容を引き続き見守っていきたいと思っています」

名古屋市立の図書館(鶴舞図書館以外)では芥子川律治氏著「屋根神さま」と山地英樹氏著「なごやの屋根神さま」が借りられます。

※2010年3月6日に開催されたセミナー「残そう! 屋根神」の講義録を連載形式で掲載いたします。

【セミナー】山地英樹氏講演録(5/6)

 屋根神さまを撮り歩いたときのエピソードもお話したいと思います。芥子川さんの本に載っていたある場所を訪ねて行くと、そこには影も形もありませんでした。多分この家だろうと思って「お宅の辺りに屋根神さまがありませんでしたか」と尋ねましたら「ありません」との返事。「確かこの家にあったようですけど、私は個人的に屋根神さまに興味を持ち探し歩いているんですが」というと、「うちの屋根にあったのですがもうなくなりました」と打ち明けてくれました。屋根神さまをなくしたことの後ろめたさみたいなものがあるようでした。そこ以外にも同じようなことが何軒かありました。
 西区内の長屋で屋根神さまの撮影しておりますと、ある女性から「隣の屋根神さまを持って帰ってちょ〜」といわれたこともありました。理由としては1、15日の月次祭の夕方にかがり火を焚く際に火の粉が自分の家に飛んできて危険だから持って帰ってくれと。どうやら私が役所の人とでも思われたようでした。またあるところでは、真新しい家を建てた方が、すぐそばに古ぼけて汚くなった屋根神さまがありそれが目障りだったようで、「変なものを信じていて困る」といわれたこともありました。一方で、私が写真を撮り終えたあとで手を合わせていると、「お参りしてくださってありがとう」とお礼をいわれたところもありました。おまつりの時などは「お宿でお神酒でも飲んでって」とすすめられた場所もあります。
 屋根神さまは下町に多いのですが、棟割り長屋の袋小路といういわゆる「閑所」の雰囲気が好きで、写真の中にその雰囲気を出せるよう自分なりに努力をしてきました。

※2010年3月6日に開催されたセミナー「残そう! 屋根神」の講義録を連載形式で掲載いたします。

【セミナー】山地英樹氏講演録(4/6)

 写真集を作るに当たってのコンセプトは、単に屋根神さまの社殿だけでなく、それがまつられている場所の状況、状態がすぐ分かるように、周囲の景色も入れました。屋根神さまと地域住民との関わりを表現するために、人物も入れるようにしました。しかし人物を入れると画面が煩雑になりますし、やらせっぽくなるので、全部には入れておりません。
 また「ハレの日」、つまり1、15日の月次祭を選んで写真を撮りました。さらに季節の変化をつけるために雪の降る日も屋根神さまの写真を撮りたくて苦労したこともあります。最近はあまり雪が降りませんし、月次祭の日で雪が降るというのは奇跡に近いものですから、こうした写真を撮るために2〜3年かかったという場所もあります。「写真家の欲」というのでしょうか、夏祭や秋祭、かがり火を焚く場面を入れたり少しでもいい写真を撮りたいという欲求も出てきました。
 当初は2〜3年のつもりだったのが延びてしまって、そろそろまとめなければいけないと思い、200ヶ所を超えたところでひと区切りをつけて印刷に踏み切りました。発行部数は500冊。千冊くらい作ったらという方もいましたが、自費出版ですし自分の責任で売りさばかなくてはいけないので500冊にしました。幸い出版と同時に朝日、中日などの日刊紙に掲載されたこと、写真展をテレビ局が取材してくれたことにより、あっという間に売り切れました。

※2010年3月6日に開催されたセミナー「残そう! 屋根神」の講義録を連載形式で掲載いたします。

【セミナー】山地英樹氏講演録(3/6)

 こうして興味を持ったもののそれまで屋根神さまのことを知らなかったものですから、まず知りたいと思って図書館に行き探し当てたのが、芥子川律治さんの「屋根神さま」(文化財叢書)という小冊子です。この本には現存する屋根神さまの一覧があり、昭和51年6月現在、名古屋市内で244ケ所が記されています。西区内は129軒で市内でも一番多い。
 その本を頼りに昭和63年(1988年)からこの本に載っている場所を地図で照合しながら、暇を見つけてはカメラ片手に屋根神さまを撮り歩きました。 芥子川さんの本に載っている住所は町名が変更になっていて照合が大変でしたし、なくなったものが数多くありました。本には載っていないもので自分の足で調べ歩いたり知人から教えてもらったりしたところもあり、丸三年かかって221ヶ所を収録した写真集を出版しました。 

※2010年3月6日に開催されたセミナー「残そう! 屋根神」の講義録を連載形式で掲載いたします。

【セミナー】山地英樹氏講演録(2/6)

 私が屋根神さまに興味をもったのは、弁天通3丁目近くの屋根神さまを見たことがきっかけでした。交差点近くにあった広場には三本の杭を打った台があって、普段は杭と台だけなんですが、あるとき通りかかると、その上に小さな祠が載せてあり、提灯とお供えが見られました。近所の人に尋ねると「これは屋根神さまです」といわれ、1日、15日におまつりしていましたが、その後ビルが建ち、その屋根神さまはなくなってしまいました。そこで「今のうちにあちこち探して写真に撮っておかなくては」と思ったのが、この写真集を作ったきっかけになりました。

 もし私が名古屋生まれの名古屋育ちだったら、小さいときから見慣れていて目を引くこともなかったことでしょう。生まれ故郷の四国には屋根神さまはありません。学校卒業後に出て来た関西にも屋根神さまはありませんが、(似ているものとして)京都市内の辻々にまつられているお地蔵さまでは地蔵盆にお供えしたり、子供たちが遊べるようなスペースを作ったりしてあったことが記憶に残っております。

※2010年3月6日に開催されたセミナー「残そう! 屋根神」の講義録を連載形式で掲載いたします。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
ライブドア 天気
管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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