名古屋発! 町の神さま考

FATBIKEで巡る古社巡礼の旅...

FATBIKE古社巡礼!

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國荒城郡・大津神社。

神岡町は飛騨市といえど古川からはひと山越える。一時間ほどだらだらと坂を上がり神岡トンネルを越えると一気に下り坂。町が近づいたころ道路端に神社に通ずる裏口を発見。八の字型の拝殿を参り境内端の桜の並木の間に立った。目の前には素粒子物理学に変遷を遂げた神岡の町。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國大野郡・荏名神社。

澄んだ小川を石造の神橋を渡り境内へ。覆いに囲われた雪国仕様の本殿に参拝する。国学者、田中大秀の「荏名文庫蔵」は火災と鼠害から守るため境内の池のなかに建てられた。江名子川の涼しげな流れとツクツクボウシの鳴き声。昔日、晩夏には同じような音を耳にしたのだろうか。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國大野郡・槻本神社。

「槻」を広辞苑で調べるとケヤキの古名とあるが、スギも指すとは初めて知った。山の麓の境内では中心にそびえる大杉が一番の存在感。説明には樹齢千二百年、創建当時からの神木と書かれている。木の陰が数里にも及んだというのは大げさでも、生きた竜のような枝ぶりと樹勢だ。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國大野郡・水無神社。

高山本線飛騨一ノ宮駅に降り立つ。八月中旬なのに涼しく名古屋とは別天地の感。神社入口の鳥居をくぐると右側に推定樹齢八百余年の大杉がそびえ、思わず見上げた。例祭時には神社が醸した濁酒の振る舞いがあるそう。飛騨の酒に濁酒が多いのは一宮での振る舞いに関係あるのか。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國渥美郡・阿志神社。

県内とはいえ渥美半島は遠く尾張からは僻地の感が強い。祭神は渡来系の阿智使主。彼らはここに何を求めたかを考えるとき、現代的な偏見が邪魔をする。隠岐には対岸の出雲より名神大社が多いようにいまの視点で僻地と語るのは危険だ。古代には寧ろ先進地域だったかもしれんし。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國八名郡・石巻神社(上の宮)。

近所の方が下の宮に来られたので挨拶。石巻山は遠足で行ったよ、と昔話。登山道もあるが車用の舗装路を上がった。二十分ほどで山頂の神社に到着。山上の社には清い水や緑、神の降臨譚を想像する。しかし神社近くのガラスが割られ焼け跡のある廃屋に荒んだ空気を感じた。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國八名郡・石巻神社(下の宮)。

八名郡に所属する神社は石巻神社一社だけど、石巻山の上の宮と麓の下の宮と二カ所あるので、実質二社である。里宮の境内は拝殿や本殿が建ち並ぶ場所と木々が生い茂る森とがはっきり分かれる。朝七時台はひとの姿がなくとても静かで清々しい。朝日が木々の間から顔をのぞかせる。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・石座神社。

八月初旬の暑い盛り。豊川から新城への一時間ほどのサイクリングで汗だくの身。木々の枝が覆う薄暗い参道は夏から秋へと季節を進めるトンネルだ。ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声が社叢に響く。磐座がある雁峯山頂から遷座。神域内の片隅にもミニチュアの石座石が鎮座する。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・赤日子神社。

神社巡りで社叢の木々を見るのが好きだ。こんもり感に欠けるのは直立する針葉樹たちにクスノキが負けているからか。海のイメージが強い蒲郡。神社は山側に鎮座。一ノ鳥居をくぐって参道を歩く。周囲に住宅がなかった昔、境内から海が眺められたかもしれないと想像しながら。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・砥鹿神社(奥宮)。

登山口の鳥居で一礼、一路山頂へ。途中、馬背石や天の磐座など奇岩の露出を目にする。何丁目か記憶にないが、鳥居をくぐると斜面がキツくなりほどなく山頂に到着、奥宮に参拝。三河平野を見下ろし頬張るおにぎりのうまさよ。秋が訪れていた山頂で聞くヒグラシの大合唱。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
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管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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