名古屋発! 町の神さま考

FATBIKEで巡る古社巡礼の旅...

旅の空から

【旅の空から】ファスナーの悲劇。

前回の旅のゴール、天竜浜名湖鉄道金指駅。
FATBIKEを駅前のベンチで分解、輪行バッグに詰めようとファスナーを上げたとき、悲劇は起こった。
ファスナーの歯が欠けていたことをすっかり忘れていた。
旅を終えた安堵感からか勢いよく引っ張ったところ、あろうことか片側のレールが外れてしまったのだ。

やっちゃった…

これ、じつは二回目。
悲劇は繰り返された。

しかしこの場に旅の相棒を置いて帰るわけにもいかず、何とかならないか考えた。
結論からすればバックが閉じていれば電車に載せられるわけだから、閉める方法を考えればいい。

手元には分解に使った折りたたみツール。
プラスドライバーを取り出し輪行バッグのファスナーを挟んで対照的に穴を開ける。
いくつか開けたら余ったストラップを穴に通す。
ちょうど靴ひもを通す要領である。
それをバッグの上下二ヶ所作ってやるとかうまく閉じた。
もちろん無事帰宅。

しかしいつまでも短いストラップというわけにもいかず代わりを探していたら、スニーカーを処分することになり、靴ひもを輪行用に抜き取った。

早速、今朝の輪行事に使ってみたところ、まぁ見た目は難ありだけど、電車に乗っても使用感に問題はない。
当分使えそうである。

【旅の空から】輪行さん、久しぶり!

三カ月ぶりの古社巡礼の旅に出る。
自転車の旅といえば輪行。
久しぶり過ぎて戸惑わずにできるか心配だった。

FATBIKEを駅前のベンチにとめ、輪行の準備に取りかかる。
以前はひと月に何回か輪行する機会があった。
そのため輪行テクが磨かれスピードは上がっていった。
だが、三カ月も時間が空いたとなれば元に戻っていたとしても不思議ではない。

サドルバッグを外してシートを下げる。
フレームをクルッとひっくり返し前後のタイヤを外してブレーキローターに、またフレームやフォークの先端にカバーをかける。
フレームの左右をタイヤで挟み込みストラップで固定すれば大方、完成だが、ここからがひと苦労。

寝かせたフレームを広げた輪行袋で覆い、フレームを立ててファスナーを閉めて完成!
と思いきやフレームの先端がひっかかり閉まらない。
焦りに任せて強引にファスナーを引っ張ると歯が飛んでしまう。
経験的に中のタイヤがうまく収まっていないことが多いから、袋に手を入れてタイヤのポジションを変えてやるときれいに閉まった。

完成!
時間にして十五分ほど。
体が手順を覚えていてくれたようだ。

【旅の空から】久しぶり! 古社巡礼の旅!

FATBIKEに乗っての旅は九月五日以来である。

ひと月以上も時間が空いた。
だから今朝、出発の準備をするにも、前はどうしていたから思い出しながらやっていた。
輪行の用意とカメラはサドルバックへ、昼食用のアルコールストーブや燃料、遠江国の神社一覧表はフレームバックに詰めた。

さて、こんなもんかな、そうそうモバイルバッテリーを持っていかないと。
スマホの地図を見ながらだとすぐ充電が減ってしまう。
防災用も兼ねて購入しておいたのだ。

午前四時起床。
味噌汁を作りながらコーヒーを淹れる。
これは毎朝のことだからいいとして、ほかにやることなかっただろうか…
電車内で自転車を詰めた輪行バックが倒れないように手すりにヒモをからげるためのガラビナを忘れてた。
こいつがないと席が空いていても安心して座っていられない。

前回、九月初旬は家を出る五時ころといえばすでに明るくなっていた。
流石に十月の中旬ともなると一面、真っ暗。
しかも肌寒い。

久しぶりの旅だからいろいろと不手際が見つかるかもしれない。
けど、待ちに待った旅でもある。

【旅の空から】自転車とカメラ

以前、方々を歩いて旅していたとき、出会った石仏や風景をいいカメラで撮りたいなぁと夢想するようになった。
そこで出たばかりのニコンD800を買った。
すでに同社のレンズを数本持っていた。
フルサイズ機なので焦点距離を気にせず使える。

カメラを持って宮城や福島、山梨、長野、静岡、岐阜、そしてもちろん地元の愛知もずいぶん歩き回った。
その後、再び自転車に乗るようになってからも一時期、カバンのなかには常にカメラを入れていた。
現在回っている延喜式内社も最初のころは一眼レフカメラで撮っていた。

しかし自走で神社に向かう時期を過ぎ輪行するようになってからはだんだんその重さが苦になってきた。
一眼レフカメラは重い。
レンズも重い。

ただでさえ重い鉄製フレームの我がFATBIKE。
他の荷物を軽くするよう努力をしているなかでカメラだけが重いというのは許されなくなった。
というより背負って一日走ったあと、体が痛むようになった。

そこで一眼並みの画質が期待できるリコーのGR兇鯒磴辰拭
軽くて丈夫、しかも簡単でキレイ。
焦点距離が28mmだけというのも潔くていい。

一昨日、栄のソニーストアに入った。
まったく別件で入ったのだけど、並んでいるミラーレス一眼を手に取り久しぶりに心がときめいた。
ただズームレンズがついたカメラを手にしたとき真っ先に「重い」と思った。
これを持って旅に行くのは難しい、でもスタイリッシュなカメラに魅力を感じる。

折しもニコンからミラーレス一眼が発売されると新聞に出ていた。
お金の問題もあるけど、そのカメラを持ってのサイクリングに耐えられるか。
問題はそこである。

【旅の空から】二十年ぶり! 飯田線全線の旅 その2

【旅の空から】二十年ぶり! 飯田線全線の旅 その2

秘境列車と名高い飯田線。
全線通しで約七時間の旅だ。

終着の岡谷駅に列車が滑り込もうとしたとき、僕は車内のトイレにいた。
始発の豊橋駅から岡谷駅までの間で五回トイレのお世話になった。
お腹の調子が悪いとかではなく、水分の取り過ぎである。

もしトイレがなければと考えただけでも身の毛もよだつ。
飯田線に限らないけど、最近はなるべくトイレのある車両に乗るようにしている。
近くにあるという安心感で旅はより一層楽しくなるのだ。

僕の飯田線の旅は写真を撮る「撮り鉄」でも、乗ることを楽しむ「乗り鉄」でもなく、酒を飲みながら景色を楽しむ「飲み鉄」である。
豊橋駅の駅ビルで豊橋の酒「四海王」の四合瓶を購入。
ビンのまま飲むのはさすがにはばかられるので、持参したステンレスボトルに移しておき、水用のコップとともに窓際においた。
本を読みながら買っておいた枝豆をつまみ、たまに食い入るように景色を見る、この繰り返しだ。

豊橋では多くの乗客が乗り込んできたが、途中、天竜峡でかなりのひとが降りていった。
せわしなく動き回る車掌さんの姿。
時折、車内の光景にも目を向ける。

酒はかなり減った。
岡谷到着後、あらかじめ調べておいた酒屋さんに行き、岡谷の酒「豊香」を勧めてもらった。

「地酒飲みながら名古屋に帰るの? 最高だね」

おかみさんに見送られながら岡谷駅に戻り、名古屋に向かった。

【旅の空から】二十年ぶり! 飯田線全線の旅

青春18きっぷが一回分残った。

前回、自転車で静岡を旅する前日、次の休みの天気も確認しておいた。
それが今日なのだけど、予報通りの雨のち曇り。
自転車で走るには雨が心配。
そこでラスト一回は純粋に電車を乗る旅にしようと考えた。

乗る電車は、以前遠江国磐田郡の神社を訪ねた際に利用した飯田線。
最近は秘境列車として車窓から眺める絶景が有名な路線である。

しかし絶景とは裏腹にとにかく長い。
今日乗る予定の電車は豊橋を午前十時四十二分発、終点の岡谷には十七時三十一分に到着。
約七時間の長丁場だ。

ちなみに停車駅は九十三駅とその数を聞いただけでも乗る前から音を上げそうだ。
しかも我が家の最寄り駅の金山から豊橋までと岡谷から再び金山までの駅数を加えると一体どれくらいの停車駅になるのか。
まあ乗る前からあれもこれも考えるのはよそう。

じつは二十年前の大学時代、一度だけ飯田線全線を経験したことがある。
そのときは上諏訪から豊橋を目指した。
感想は...豊橋から乗った新快速電車がとても速く感じた。

二十年ぶりの飯田線全線。
長丁場に耐えられるか心配だが、とにかく乗ってみよう。
おじさんになった今、感じるものがあるかもしれない。
そう思うと、いまから心ときめいている。

【旅の空から】運行休止⁉︎

東海地方でも猛威を振るった台風21号。
道端には街路樹の枝が散乱しその強さを物語っていた。
幸い今朝は少し雨が降っただけですぐに晴れてきた。

早朝四時に起床し、古社巡礼の準備に取りかかる。
順調に支度が終わったので、新聞を読んでいたら気になる記事が目についた。
JR東海は安全点検のため新幹線を含め在来線を始発から運休するという。
まじかよ…

今日は掛川の先、菊川駅で下車して周辺の神社を回る計画だ。
最寄りの金山駅からは始発の次の電車で浜松を目指す予定だが、安全点検如何によっては電車が運行されるかも微妙だ。
路線検索アプリにも運行中止の可能性あり、と表示されている。

利用期間が9月10日までの青春18きっぷ。
手持ち分はあと二回。
日曜日は雨の予報なので自転車は無理、とすれば休みの関係で今日乗れなければタイムアウトである。

なんとしても乗りたい!
その思いが届いたのか、JR東海のホームページを確認すると運行見合わせ区間は大垣米原間のみになっていた。

あれこれ考えている間に時間が過ぎてしまい当初予定していた電車には乗れず、また行き先も大幅に変更となったけど、いまこうして電車に揺られているのだから、それだけでも幸せだ。

【旅の空から】「地本」

広辞苑で地酒を調べると「その土地でつくる酒」と出ていた。
同じように味噌ならば地味噌、醤油なら地醤油ということになる。
それが本なら「地本」と呼ぶのがふさわしいのかもしれない。

昨日、静岡市にB級グルメとして有名になった「しぞーかおでん」を食べに出かけた。
おでんについては昨日書いた通り、お店には午前中に到着。
黒はんぺんやしらやきといった名古屋ではお目にかかれない静岡ならではのおでんタネを肴にビールをあおった。

その後、妻の行きたい雑貨店を訪ね(休みだった)たあと駅近くに戻り、スーパーで地元産の黒はんぺんを大量買い。
さらに地酒を買おうと駅周辺の酒屋を探したが、時間の関係もありキオスクでの購入となった。

ところで、妻の希望で駅ビルにある書店に立ち寄った。
珍しくカバンのなかに本入っておらず手持ち無沙汰だったので僕も一冊買おうと店内を物色していたら、片隅に静岡県の本のコーナーがあった。
写真集のような大型本から新書サイズの本まである。
静岡の巨木・神木を扱った写真集もあり迷ったが、次回の古社巡礼の参考にと浜名湖・湖北出身の井伊家を扱った新書を購入した。
静岡の出版社の本なので、まさに地本だ。

酒、味噌、野菜など旅先で買うものの定番に本を加えるということは、味覚だけでなく視覚的にも思い出がより一層、深まるようで楽しい。

【旅の空から】しぞーかおでん

午前中からおでんにビールを飲めるって、本当に幸せだ!

朝一番のJRに乗って静岡に向かった。
青春18きっぷを使っての旅。
なぜ静岡にしたかといえば、単純に静岡おでんを食べたかったからだ。

静岡おでん、通称、しぞーかおでん。
静岡出身の仲間にうまい店を尋ねて教えてくれたのが、富士浅間神社の参道にある「おがわ」

のれんをくぐったのはいいけど、システムが分からなかったが、会計を終えた女将さんが皿を片手に注文を取ってくれた。

「黒はんぺん、じゃがいも、ちくわ、それとタマゴね」

いろんなタネが煮込まれているおでん鍋から皿に取り出してくれた。
そして盛られたタネに粉状のかつおぶしをふりかけ、皿の隅にからしをべたっと塗ってくれた。

僕の住む名古屋では同じおでんでもタネに味噌を塗って食べる。
もしくは最初から味噌鍋で煮込まれたタネを食う。
だからしぞーかおでんを食べたとき、軽いカルチャーショックを覚えた。
でもうまいんだ、これが。

サザエさんのオープニングでも取り上げられたというしぞーかおでん。
名古屋から静岡まで普通電車で三時間半ほど。
あの味を思い出すとまた食べたくなる…

【旅の空から】たった四駅分だけど...

昨日も書いた通り、飯田線に乗って浜松市天竜区の古社を巡った。
旅は相月駅から始まり下川合駅で終わったので、駅にすると四駅。
だから距離としてはそれほど長くはない。
しかし実際にはかなり走りごたえのあるコースだった。

またコースは相月川、水窪川、大千瀬川、天竜川と、常に大小の川に沿っていた。
清流のように透き通った川と水窪川のように茶色く濁った川もあった。
川沿いの道は木々のおかげで日陰の道が多かったから、気温が高い昨日でも気持ちよく走ることができた。

馬主神社の論社である諏訪神社と馬背神社、神妻神社(跡地)。
馬背神社から神妻神社へは、地図上では大千瀬川を渡って下川合駅まで行けるはずだった。
しかし橋は通行止め。
迂回路は自転車の通行はできなかった。
しかも中部天竜駅から飯田線に沿った町道も途中のトンネルが全面通行止めになっていた。

そこでひと駅分を輪行して下川合駅に行き、次の電車が来る一時間の間に神妻神社跡地へと向かった。
跡地というだけあってその道は荒れ果てて険しいものだった。
詳しい話は後ほど。

たった四駅分、三社を巡る旅。
だけど実感としては十社くらい回ったように疲れ果ててしまった。
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FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
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管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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