名古屋発! 町の神さま考

FATBIKEで巡る古社巡礼の旅...

コラム・エッセイ

【旅の空から】行くべきか、行かざるべきか...

今日月曜日は日・月連休の二日目。
妻は出勤なので僕ひとりの自由な時間を持てる日である。
とはいっても、いつも通り朝食の支度をしなくてはいけない。
休みだからとはいえ朝早く起きるのが日課である。

前日の晩。
三河国の古社巡礼を少しでもいいから進めておきたいと思ってグーグルマップを立ち上げると、以前チェックしておいた神社の所在地がすべて消えていた。
一瞬固まってしまったが、神社数はそれほど多くはないので、先日訪れた場所以外の場所をチェックし直した。
時間にして十数分ほど。
でもなんだか嫌な予感がする。
消えていたってことは行くなということかもしれない。
「行くべきか行かざるべきか」
考えながら布団に潜り込んだ。

午前三時五十分にいつも通りの目覚ましが鳴った。
あと少しだけ眠ろうと音を消した。
再び目を覚ましたのは二時間後の五時五十分。
土曜日に家族を呼んで夕食会を催したときの疲れが体に残っていたようだ。
外を眺めると空一面に分厚い雲が漂っているけど、その隙間からは青空がのぞいている。
雨の予報ではないので、妻が出発するまで考えることにした。

出勤する妻を見送って玄関先に出たとき、空には青空が広がっていた。
行こう! 
FATBIKEにサドルバッグとポンプ、それに輪行バッグを取りつけた。
往復自走で行き先は豊田市を中心に。
無理して回らず、二、三ヶ所でも回れれば御の字という軽めの予定。

九時に我が家を出発、最初に訪れた射穂神社には十一時に到着した。
その後、猿投神社、広沢神社と回り、浦野酒造にて酒を一本買って帰宅。
片道二時間は結構しんどいけど、伊勢国ではそれも当たり前にこなしていたから、できないことではない。
しかも県内だし。

仕事があるときは疲労困憊で一日を終える。
休みの日くらいゆっくりすればいいのだけど、自転車って仕事で使う筋肉とは違うから長距離を走っても疲れの質が違うのか、翌日に響かない。
そこにうまい酒でもあれば...
これ以上、望むものはない幸せだ。

【くらしの窓から】おでん会。

久しぶりのおでん会を開いた。
鍋のなかで煮えた大根、玉子、ちくわに黒はんぺん。
だし汁から立ち上る湯気の香りに食欲がそそられる。
おでんとともに妻特製のポテトサラダをつまみにビールで乾杯!

我が家に家族が集まるのっていつ以来だろう。
最後に集まった日には父の姿があったから二年前のことだ。
年二回、姉夫婦と両親を呼んで集まっていた。
六月の熱田まつりの花火鑑賞と十二月のおでん会。
実家に集まる盆と正月以外で、偶然六月の花火大会の日に皆を呼んだのがきっかけで、年二回の行事が生まれた。

しかし父が入院、そして亡くなったことから法事以外で集まろうという雰囲気がなくなってしまった。
僕は父の死亡に関する手続き等で母宅と行き来があるものの、姉夫婦とは滅多に会うことがなくなってしまったし、姉夫婦と母が会う機会も少なくなったようだ。

母もいまでは僕と姉とも同じ区内に住んでいるのに、バラバラになってしまった感がある。
そこで久々におでん会を開催することにした。
盛り上げようとかそんなことより、まず皆がひとつの場所に集まる場を作りたかった。

父がいたころは何もなくてもまとまっていたから、改めて父の存在感の大きさを知った。
僕にそれだけの力量があるか分からないけど、家族同士がうまくやっていけるように努力したいと思った。

【木曜日の“やりたいことリスト”】大須を歩く。

休職期間が始まった翌日から、体がなまらないようにとほぼ毎日、自宅から大須まで歩いていた。
仕事でも歩くことが多かったし、もともと長距離を歩くのは苦にならない。
大須では大須観音で参拝し、近くのコンビニでコーヒーを買って帰宅。
午前八時ころに家を出て帰宅するのは十時ころだったから朝の運動にはちょうどよかった。

そのウオーキングは四月から松江滞在前まで続き、松江から名古屋に戻ったあとも続けた。
ただ残念なのは、それだけ大須に通いながらもお店が開く前に帰宅してしまうため、商店街を歩いたという実感に乏しかったことである。

先日の日曜日、久しぶりに大須商店街を歩きに行った。
気になるお店に入ったりしてゆっくり歩くことができた。

しかし自分も歳を重ねたせいか、歩いていて気にはなっても欲しいと思えるモノってなかなかみつからない。
なるべくモノを少なくする生活を目指すようになったから余計かもしれない。

昔は少しでもいいなと思えるモノがあると衝動的に欲しい! と思って買っていた。
でもいまでは手に取ってもひと呼吸おいて考え、また今度にしようと思うようになった。
そんな感じで大須を歩いたから食料品を除いて何かを買うことは少なくなった。

買いたいモノは少なくなっても、大須の雰囲気はいまでも大好きだ。

【旅の空から】参河国の古社巡礼スタート!

久しぶりにFATBIKEに乗って古社巡礼の旅に出た。
今日から参河国の式内社巡りをスタート。
尾張国同様、愛知県内ということで距離的にも近く、また県を越えなくてよいという気持ち的にも気軽な旅だった。

名古屋市内の自宅を出発し熱田神宮南側、旧宮宿があった辺りから旧東海道に入った。
そこから鳴海宿をへて今日第一番目の神社、知立神社がある池里鮒宿へと東に向かって走って行く。

古社巡礼の旅で旧東海道はこれまでも伊勢国と近江国でも通っている。
しかし参河国の場合、通過する道は初めてではなく、二十代のころ折りたたみ自転車のBD−1で何度も通った道だからとても懐かしい。
ペダルを漕ぎながら過ぎゆく風景に若かったころを思い出した。

東海道宿駅四百年記念で実際に歩いて旅する本なんかも出ていたから買って数カ所の宿場を歩いてみたり、また当時、関心を持っていた屋根神さまつながりで、祭神のひとつである秋葉神社にも興味を持つようになった。
東海道沿いには秋葉小祠や秋葉常夜灯が点々とまつられている。
それを写真に納めることも好きだった。
そして何度やったか分からないが、休みの日の早朝、瑞穂区の自宅を出発して旧東海道を走って豊橋まで行き、帰りは自転車を折りたたんで名鉄に乗って帰るなんてことをやっていた。
朝早く出れば昼には帰ってこられる。
帰宅後はビールを飲んで昼寝...
なんて懐かしいんだろう。

参河国の古社巡礼はそんな懐かしさに出会う旅になるんだろうな。
いまからとても楽しみにしている。

【木曜日の“やりたいことリスト”】自転車通勤。

僕の一週間の予定を書き出してみると以下の通りだ。

日曜日:休み。
月曜日:休み。
火曜日:介護+ホテル清掃。
水曜日:介護。
木曜日:介護+ホテル清掃。
金曜日:市場配達+介護。
土曜日:市場配達+介護。

松江での「プチ移住」を終えて七月に帰宅してから、これまでやっていた介護の仕事に加え七月から市場、八月からホテルの仕事を順次始めていった。
慣れない仕事で使う筋肉が仕事によって違うのか、身体のあちこちが痛くなったけど、三つの仕事を同時にやるようになった八月から三ヶ月が経過し、その生活にも徐々に慣れてきた。

三つの仕事に共通するのは歩くこと。
一週間のうちで一日の歩数が一番多いのが四万歩近くなる土曜日で、ついで金曜日、いずれも市場配達+介護の日である。

仕事をしていれば最低でも一万歩以上歩いているので、ほぼ毎日自転車に乗って古社巡礼をしていた松江での暮らしで絞られた体型を維持するには十分な生活である。
快食快便はいうまでもない。

さらに欲をいえば、地下鉄通勤を自転車に切り替えたいと思う。
介護の仕事がある日には最寄り駅を午前七時ころ発の電車に乗るのだが、名城線から東山線に乗り換えるとほぼ満員である。
雨の日は仕方ないにしても天気のよい日くらい、自転車で通いたいとつくづく思っているのだけど、FATBIKEで通うといまの仕事環境では置き場に困るのがネックとなっている。
でも途中で買い物もできるし、消費カロリーベースでは歩きよりも自転車の方が多く、メリットも多い。

【旅の空から】飯田行。

父が亡くなって一年がたった。
この一年は様々な手続きなどがあり、母親が主に役所や銀行での手続きを行っていた。
一年が過ぎ手続きはほぼ終わったように見えたがまだまだ数件は残っている。
そのうちのひとつの案件が地元の名古屋ではなく長野県飯田市であった。

父親が健在のころは父の運転で行っていた飯田も最近はバスとタクシーを乗り継いで行くことが定着した。
しかも買い物があったりこまごまとしたことも合わせると母親ひとりで行かせるのは難しいと思い、日曜と月曜の休みを利用して僕が同行して行くことになった。
銀行に手続きに行くのは月曜日でいい。
日曜日に早く名古屋を出ればその分、飯田でのんびり過ごせる。

午前七時に母と待ち合わせて名古屋駅へ。
午前八時の飯田行バスに乗り込んだ。
途中、中央道で工事区間があったので少し遅れたけど、飯田到着は十一時ころ。
そこから買い物を済ませタクシーで飯田の家まで向かった。
簡単に部屋を片つけてから昼食をとり、その後半日は自由時間。
寒いと思って厚着をしていったものの、外でもセーター一枚でも十分なくらい気温は低くなかった。

自由時間といっても母も僕もやることがあった。
実家を売却したとき、簡単に処分できないものが多数出てきた。
祖母がお参りで集めた掛け軸類。
そのうち燃やせるものを庭で燃やそうというのだ。
塩をまいてから焼いていく。
そのやり方がいいのかは分からないけど、見知らぬ他人より身内の母が処分した方がよいのではないかという判断だ。
僕もそれでよいと思った。
祖母もほっとしていることと思う。

一方の僕も処分が難しいものを焼却するという点では同じだが、僕のはかつて書いていた日記のノートや手帳、勉強のためという名目で集めていたコピーなどである。
その数は膨大で本棚を占拠していた。
今年四月、休職と同時に本を整理した際、処分することにしたのだ。
でもただ焼却処分してしまうのはもったいない。
飯田の家の風呂には木材で沸かすことができるよう外に釜がついている。
その釜の前に陣取ること五時間。
持っていったノート類をすべてを焼却した。
おかげで風呂の湯は相当熱くなっていた。

見ごろの紅葉も直売所の安いリンゴもお預けだったけど、気持ちがなんとなくすっきりした一日だった。

【木曜日の“やりたいことリスト”】欲しいものリスト、その後。

ひと月ほど前に始めた「欲しいものリスト」
欲しいと思うものを衝動買いしないように頭で整理するため、思いついたらメモ帳に書き連ねている。

最初のうちは欲しいものが浮かぶとすぐにメモして書く頻度が高かったけど、次第に低くなり、いまではリスト作りを続けているというだけ。
欲しいものってそうそう思いつかなくなった。
もちろん、毎日四合瓶一本の日本酒が飲めたら嬉しいとか、限度額を取っ払って本を買いたいとか、そんなことを考えることはあるけど、前者は体を壊すだろうし、後者は本を置いておくスペースがなくなるから、非現実的である。

リストのなかで現実的に欲しいものはどれかといえば、カメラかな。
再び自転車で旅に出るようになってから大型かつ重い一眼レフに別れを告げ、いまはコンパクトデジカメのリコーGRIIが相棒。
小型かつ申し分のない画質。
だから新しいものを買う必要ははっきりいってないのだが、もう少し小さくて画質がよくしかも動画も撮れモバイルバッテリーでの充電も可能というものが現れた。
ソニーのRX0 IIである。
カメラ離れした四角い筐体で、手のひらにすっぽり収まるサイズ。
背面ディスプレーが見にくそうだけど、その分を補っても余りある小ささ。
FATBIKEの旅ではバックパックは背負わない。
フレームバッグとサドルバッグにすべてを入れておく。
そうすると荷物って小さくて軽ければありがたい。
そのことが常に頭にある。

ただ、故障したわけではない現役カメラを差し置いて新しいものをというのももったいない。
そうすると中間案(そんなものがあるか分からないが)で妥協するしかないかな。
買うのは一度きりなのでしばらく考えよう。

【旅の空から】季節は秋から冬へ...

高松「プチ移住」を終えて名古屋に帰宅してからも毎週月曜日のお休みはFATBIKEに乗って古社巡礼に出かけている。
休みの今日も先週に引き続き岐阜県内の式内社を訪れた。

新聞の天気欄を見ると一日中晴れマークがついているので天気の心配はないが、気温が先週と今週とではまったく違う。
このところ一日ごとに気温が下がっているような気がするのだが、そうなると着ていくものに困る。

先週までは初夏から来ているTシャツをメーンに涼しければウインドブレーカーを羽織る態勢だった。
風もなくポカポカ陽気のおかげでウインドブレーカーの出番はなく、一日を通して半袖で過ごした。
一週間前のその記憶に、自転車に乗っていればすぐに体も火照ってくるし汗もかくだろうと油断もあった。
今朝は走り出した時点から風が強く吹き、ウインドブレーカーでも少し肌寒く感じた。

自宅のある名古屋市熱田区から桑名市まで走り、養老線播磨駅から自転車をそのまま載せられるサイクルトレインで養老に向かった。
伊吹山に近いせいか、電車を降りると風がやけに強く吹いている。
今日のメニューは養老町から大垣市上石津をへて関ヶ原、最後に垂井町へ。
どこへ行っても風が強く、半袖Tシャツとウインドブレーカーという姿ではもう季節外れだった。

垂井町で最後の大領神社を参拝、大垣から木曽三川を渡り、一宮からは輪行して名古屋へ帰った。
さすがに伊吹山を背に走ると、一日を通して悩まされていた強い風に押されるようにスイスイと一宮に向かうことができた。

金山駅に到着してFATBIKEを組み立て終わると日が傾きかけており、買い物して帰るとライトが必要なほど暗くなっていた。

季節は確実に進んで秋から冬に向かっているのを感じる一日だった。

【くらしの窓から】ゆっくり過ごす朝。

朝をゆっくり過ごすことはとても贅沢だと思う。
なぜなら僕の一週間で、仕事に出る火曜日から土曜日は朝が早い。
休みである月曜日でさえもFATBIKEに乗って古社巡礼に出かけるから早い。
火曜、水曜、木曜は午前七時の地下鉄に乗り、金曜、土曜は市場の仕事があるので五時前に出勤している。

だから毎週日曜日はお出かけの日であっても平日より二時間以上はゆっくり起きるようにしている。
三時五十分に目覚ましが鳴ると、いったん止めて再び眠りにつく。
だがしかし、毎朝早起きをしているのでどうしても五時には目が覚めてしまい、そこから眠るのは至難の技である。

そんなときは遠慮せず起き、淹れたてのコーヒーを飲みながら届いたばかりの新聞を読むのが楽しみ。
ほんの小さな、朝のお楽しみの時間。

【くらしの窓から】父の一周忌。

今日は父親の一周忌。
早朝、市場の仕事を終えてから母の住むマンションに向かった。
法事は午前十一時半からだが、その前に準備を手伝って欲しいと母にいわれていたので十時には着けるように家を出た。

仏壇のある部屋に来客が座れるよう、テーブルや椅子を動かす手伝いをした。
空いた空間に座布団を敷いて経本を並べたり、焼香用の炭に火をつけたりのんびり準備をしていた。

来客といっても母と僕たち夫婦に姉家族、父の兄弟二人の八人だけ。
昔は法事といえば大勢のひとが我が家に集っていた記憶がある。
それに比べればだいぶ少なくなった。

父親が亡くなって一年。
この一年間、母は父の死亡に伴う手続きに追われ、僕は原因不明の体調不良に見舞われた。
手続きは無事終わり、僕の体調不良も松江での「プチ移住」のおかげでほぼ完治し、現在は三ヶ所でトリプルワークをしながら、元気にやっている。

一年の次は二年、三年。
自分も年を重ねていき、父が亡くなった年齢に少しずつ近づいていく。
一日一日を精一杯生きたい。
カテゴリ
最近のコメント
RSS
ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
ライブドア 天気
管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
お願い
◆お問合せ、ご質問、取材などご連絡はコメント欄へお願いします。後ほどご連絡差し上げます。


◇ ◇ ◇


◆当ブログの写真や図、文章等の無断転用・転載を禁止します。
お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
  • ライブドアブログ