銅鐸の出た中根学区に住みながら、本物の中根銅鐸を今まで一度も見たことがなかった。

かすかな記憶だけど、小学校卒業前、校長先生にあいさつするため校長室を訪れたことがあった。
校長室に入るとケースに入れられた銅鐸が展示してあった。
僕のイメージと違い案外と小さなものだったが、銅鐸に釘付けだった。
やはり大切な銅鐸だけに校長先生が保管するんだ、と思ったものである。
しかし校長先生からは「これは本物じゃないよ」といわれ残念な気がした。

さらに後日知ったことだが、体育館の壁面に飾られた銅鐸は本物から鋳型を取って作られたレプリカなんだそうだ。

その後、地元から出た出土品なら博物館にあるはずだと何度か名古屋市博物館にも行ったが、そこにも本物は展示されていないし、また見た記憶もない。
学区から出土したにもかかわらず地元にないなんて、一体いまどこに…

現在の所在地についても公民館前の説明板にこう書かれている。

「現在、兵庫県辰馬考古資料館が所蔵し、国の重要文化財に指定されている」

なんでまた兵庫県にあるんだろう。
何か事情があったに違いないが...