松江の次はどこにしよう。
一度味わった「プチ移住」の味がなかなか忘れられない。
ひと月とはいかなくとも数週間、いや十日でも一週間でもいい。
やりたいのはただひとつ、移住先である「国」の式内社を回ることである。

でも僕が松江でひと月過ごすことができたのは妻のおかげだから、次は妻の番。
すでに四国・高松に行きたいとの希望が出ている。
「瀬戸内国際芸術祭」が開催される時期に合わせられるよう、現在計画をたてているところだが、僕もそこに便乗できないかとたくらんでいる。

讃岐国の式内社は二十四座。
そのうち同じ神社の伝承をもつ論社もいくつかあるから、三十社くらいとみておけば一週間から十日の「プチ移住」で何とか回ることができそうな気がする。

たとえ古社巡礼が計画通りに進まないとしても「プチ移住」を何度も繰り返すことで、『「プチ移住」の達人』になることだって夢ではない。
全国を暮らすように旅をする(実際には神社ばかり回る)おじさんとおばさん。
そんな人生もすてきなことではないか。

話を出雲国の式内社に戻すと、「出雲四大神」のひとつ野城神社。
延喜式には野城神社の次に同社と関係する二つの神社が列挙されている。

「同社坐大穴持神社」
「同社坐大穴持御子神社」

境内を歩きまわったけどその二社をまつっている末社は見当たらない。
由緒によれば祭神には「配祀神」として大己貴命と事代主命の二柱をまつっている。
そのうち前者を「同社坐大穴持神社」、後者を「同社坐大穴持御子神社」とするようだ。